ありがとう、良い薬です。

語りたがりの新規オタ(@0y8s1b6 )

指原推しのeighterの話

お久しぶりですせつなです。

出張の帰りの電車が5時間もあって暇死しそうです。

 

4月28日、HKT48指原莉乃がグループを卒業しました。主要メンバーがたくさん卒業してしまったAKBグループですが、さっしーのことはみんなも知ってると思います。

私は元々5年ほど前からさっしー推しのHKT箱推しでした。そこに至った経緯は割愛しますが、一時期は真剣にハマってファンクラブも入ってコンサートにも行っていました。

 

そんなさっしー卒業コンサート横浜スタジアムで行われたため参戦はできませんでしたが課金制で配信されていたので後日観ました。

もう最初から涙が止まらなかったです。

 

ここがまず不思議なんですよね。

私は今まで関ジャニ∞のライブを観ていて泣いたことがないんです。泣くというよりは、胸がときめいてワクワクして興奮して「きゃ〜〜!!!!!!」って感じなんです。

それに対してHKT含めAKBグループを観ていると、「あぁ、よく頑張ったね、偉いね…尊い……儚い……」ってなってしまうんです。

もちろん関ジャニ∞たちも頑張っているのは前提なんですが、女子ドルを観ているときはガンガンに母性が働くんです。母性の圧勝です。

 

ここからはいかに48グループが儚くて尊いかについてなんですが…

 

①「必ず」卒業という未来が前提

もちろんジャニーズでも散々「永遠なんてない」と学んだ日々ですが、48グループのメンバーは「必ず」卒業します。元々のグループのコンセプトが「みんなの夢の通過点」であったこともありますが、現状30歳までには全員卒業します。*1

その確実に終わりが来ると分かっている限られた時間の中で少しでも前に出なければいけない。それができなければ自ら幕を下ろすことも可能なのです。

 

②デビューしても売れるのは一握り

ジャニーズは基本的にデビューをすればある程度の知名度が上がります。しかし、48グループはデビューは前提であり、その次のステップとして「シングル選抜」に選ばれる必要があります。

48グループはシングルを発売するたびにその選抜メンバーを変えます。48人以上いるグループの中から約16〜20名を選ぶのです。

もちろんある程度固定されているメンバーもいますが、多くのグループでは半数以上はそのシングルのたびに変わります。かなり目まぐるしいです。目に見えて人気が上がっているときに選ばれることもあれば、そんなに人気は上がっていないけど一度お試しで選抜に選ばれ、そこで人気が上がらなければもう二度と選ばれないなんてこともよくあります。

そんな酷なことを私よりも年下の15〜20歳前後の少女たちがしていると思うともう応援せずにはいられないのです。

 

③青春を全て捧げる48グループ

そして何より中学生くらいから48グループに所属していると、ずっと“恋愛禁止”のルールが付いてきます。(守っていないメンバーがちらほらいることは置いておいて)

そして彼女たちは売れている・いないに関わらずかなり時間の拘束が多いです。世間的に売れていなくても毎日行われる劇場公演に出演したり、土日は握手会に参加し、SHOWROOMという動画配信を毎日のようにしている子もいます。そんな健気な姿に母性は刺激されまくり涙が出てくるのです。

 

④笑顔を振りまくアイドル

ここが私の考える48グループの大きな魅力なのですが、彼女たちはほとんどの曲を笑顔で軽やかに踊り、観客に目一杯手を振ります。

ジャニーズや他の女子アイドルグループだと、笑顔で手を振ったりしなくてもかっこよさや美しさで観客を魅了することが多かったりします。48グループの楽曲にももちろんそういう曲はありますが、割合としては前者の方が多いです。

彼女たちはありったけの笑顔で観客に手を振り、走り回り、楽しそうに踊るのです。その姿が健気でグッときてしまい、泣けてしまうのです。

 

まとめると、同じアイドルオタクといっても私は48グループに「儚さ」や「健気さ」を感じて涙するのかもしれません。

 

 

そして最後に長年の推しメンであったさっしーについて触れたいと思います。私が最初に彼女に惹かれたのは、その彼女の歩んできた歴史です。

さっしーが注目され始めた当初は完全にいじられるヘタレキャラでした。そこから総選挙の順位をぐんぐん上げ、当時不動だったはずの神7に食い込んで麻里子様を抜いて4位に選ばられます。しかし、そのあとスキャンダル砲にやられ彼女はHKT48に移籍することになります。

この時は一視聴者の感想として「さっしー終わったな…」と思いました。多くの人がそう思っていたと思います。

その一年後、総選挙の時期が近づくと「さっしー大島優子と一位を争っている」という事実を知りました。その一年間のさっしーの様子を把握していなかった私としては意味がわからず、「スキャンダルで飛ばされたはずなのに一年でなんで1位を目指せる位置にいるの!?」と驚きました。そしてそこから彼女のそれまでの一年間を調べました。

彼女は当時駆け出しでなかなか売れる気配のなかったHKT48に飛び込み、一からがむしゃらに取り組み、HKT48全体を盛り上げたのです。その一位は、さっしーオタはもちろんのことHKT48オタからの恩返しでした。

 

そして卒業に至るまでの数年の間でHKT48は大きく成長し、さっしー自身も「ヘタレのいじられキャラ」からいまでは「女子が憧れる女性タレント」となっています。さっしーカラコンをプロデュースし、さっしーSNSで紹介したコスメはバカ売れする未来なんて、「ヘタレさしこ」からは想像できませんでした。

そのセルフプロデュース能力も、私が好きなところです。

 

 

オチも脈絡もない文章になってしまいましたが、私が48グループと関ジャニ∞を観ている時の感情がなぜこんなにも違うのか、分析してみたくてこうなってしまいました。

私は前者の「儚さ」「尊さ」「健気さ」に涙し、後者の「生き様」「仕草」「音楽」に興奮しているのだと思います。

 

世の中には色々なアイドルがいますが、もし私みたいなジャンルを超えた掛け持ちオタクがいたらそんな人の話も聞いてみたかったりします。

長々と最後まで読んでくれた人がいましたらありがとうございます。

*1:SDN48や大人AKBなどの例外を除いた場合